南国の秘薬春ウコン

肝臓機能と胃腸を活性化する黄色い根茎

糸川 秀治 著 1996.12.23 発行
ISBN 4-89295-372-5 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


利尿作用と鎮痛作用もある

南国の秘薬春ウコン

腎臓病や膀胱結石に効く
肝臓によく効くことで知られるウコンですが、利用者のなかには、腎臓にも効いたという声があいついでいます。
医者から「腎臓が弱っている」といわれ、ウコンを飲むようになったら、むくみやだるさが取れたとか、血尿がなくなったという声です。
ウコンには利尿作用があるとする文献もあり、この利尿作用がむくみやだるさの解消につながっているのでしょう。
また、膀胱結石の痛みに悩まされていた人が、ウコンを飲みつづけたところいつのまにか石が消えていたという人もいます。この場合、石が消えたというよりも、尿の出がよくなったため、知らないうちに排出してしまったのでしょう。

リウマチの痛みが消える
治療法の決め手がない慢性関節リウマチにも、ウコンがよく効いた報告があります。
リウマチの特徴は、朝起きると手足のむくみや痛みがひどく、関節がこわばったようになることです。
しかし、前の晩にウコン風呂にゆっくりつかり、毎日「ウコン酒」をおちょこに一杯ずつほど飲みつづけるうち、むくみが少なくなり、こわばりや痛みがずいぶん軽減された人がいるといいます。
とくにリウマチの場合は、ウコン茶よりもウコン酒にしたほうが効果があるようです。
リウマチの薬は副作用がひどくて、なかなか飲みつづけられないという人もいますが、ウコンにはそうした心配はありません。また、医師からもらう薬との併用もできるので、相談してみるといいでしょう。




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