マカの若返り効果と天然ビタミンE・Cで美肌実現

アルギニンが成長(若返り)ホルモンを促す

師岡 孝次 著 2002.4.01 発行
ISBN 4-89295-425-X C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


若返りに必須の成長ホルモン

マカの若返り効果と天然ビタミンE・Cで美肌実現

成長ホルモンを刺激するアルギニン
老化は誰しも避けて通れない人間の宿命です。
しかし、老化を遅らせることは努力によって可能です。おなじ年齢のお年寄りでもこうも違うかと驚かされることもありますが、老化の差がでるのは、食習慣や労働環境など原因はさまざま求められます。
老化を防ぐポイントの一つは、成長ホルモンです。正式にはヒト成長ホルモン(HGH、human growth hormone)といいますが、脳下垂体でつくられ分泌される、人間の生命活動の中でも最も重要なホルモンです。皮膚や筋肉、骨、血管などの細胞の成長や新陳代謝は成長ホルモンによってコントロールされています。
成長ホルモンの分泌は新生児で高く、二〇歳ぐらいから減少します。その減り方が少ない人ほど若々しく、肌もハリや潤いがあります。逆に減り方が多い人ほど老化が進み、肌にもシワやシミが多く現れることになります。したがって、老化が進んでいる人は成長ホルモンが減っている可能性があります。
成長ホルモンを増やすことができれば、老化を抑えることができます。成長ホルモンを補充する療法もありますが、費用がかなりかかるのが難点です。
ところが、こうした人為的療法に頼らなくても、成長ホルモンを自力で増やすことができるのです。そのカギを握っているのがアルギニンです。

アルギニンを最も多く含むマカ
アルギニンは成長ホルモン分泌刺激物質で、これを摂ると成長ホルモンを増やすことができるのです。
アメリカン植物治療センターの調べによると、アルギニンの含有量(一〇〇g当たり)は、大豆で二六〇〇mg、鶏ムネ肉は一五〇〇mgに対して、マカは九九四〇mgにもなります。大豆の約三・八倍、鶏ムネ肉の約六・六倍も含まれているのです。
アルギニンの重要性はわかったと思います。みなさんもご承知でしょうが、若々しさを保つ、すなわち成長ホルモン分泌を活性するには、適度な運動と十分な睡眠が大切なことは言うまでもありません。こうした中にマカを加えればなお良いでしょう。


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