マカの若返り効果と天然ビタミンE・Cで美肌実現

アルギニンが成長(若返り)ホルモンを促す

師岡 孝次 著 2002.4.01 発行
ISBN 4-89295-425-X C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


カルシウム・リンが骨粗鬆症を予防

マカの若返り効果と天然ビタミンE・Cで美肌実現

更年期の女性に多い骨粗鬆症
今後、高齢化社会が進んでもっとも気をつけなければいけない病気の一つが、骨粗鬆症です。骨粗鬆症は、骨の密度が低くスカスカになってしまったため、もろく折れやすくなる病気です。
骨粗鬆症を甘く見ると、大変なことになります。というのは、骨粗鬆症の人は太ももの付け根(大腿骨頸部)を骨折する例が多いのですが、年をとってからこの部分を骨折すると、そのまま寝たきりになって、ボケへと発展する恐れがあるからです。日本の骨粗鬆症患者は、自覚症状のない人や予備軍を含めると二〇〇〇万人にものぼるといわれています。これは日本人の六〜七人に一人という計算です。
発生率は男性に比べると女性のほうが圧倒的に多く、しかも閉経後の比較的若い年代から発病します。骨粗鬆症はなかなか気がつきにくく、自覚症状があらわれたときは、かなり進行しているのが実情です。
骨粗鬆症を予防するには、カルシウムを積極的にとる必要があります。しかし、骨粗鬆症になってからあわててとっても、効果はあまりありません。若いころから積極的にカルシウムをとることが大事なのです。

丈夫な骨づくりに最適のマカ
丈夫でしなやかな骨づくりに役立つのがマカです。マカにはカルシウムが豊富に含まれています。
しかし、カルシウムだけでは強い骨づくりはできません。骨は、網目状に張りめぐらされたコラーゲン線維に、カルシウムやリンがくっついた構造をしています。リンとカルシウムが結合してリン酸カルシウムをつくり、骨の主成分となっています。また、カルシウムの吸収を促進するビタミンDを十分に摂取する必要もあります。
リジンなどのアミノ酸もカルシウムの吸収を促進することが知られています。さらにコラーゲンの合成に働き、骨を強くするビタミンCの補給も大切です。エストロゲンが減少すると、カルシウムを奪いますから、カルシウムの摂取とともにエストロゲンを補充することも忘れてはいけません。
このように強い骨づくりには関連する栄養素の摂取が不可欠ですが、マカには以上のような骨づくりの材料が丸ごと含まれているのです。


その他の各種薬用植物関連書籍