マカの若返り効果と天然ビタミンE・Cで美肌実現

アルギニンが成長(若返り)ホルモンを促す

師岡 孝次 著 2002.4.01 発行
ISBN 4-89295-425-X C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


抗酸化作用で血管の老化を防ぐ

マカの若返り効果と天然ビタミンE・Cで美肌実現

体をサビつかせる活性酸素
最近、よく聞かれる活性酸素は、不安定で活発な状態にある酸素のことで、さまざまな病気を引き起こす原因になっていることがわかっています。病気を引き起こすメカニズムは、活性酸素が血液中のコレステロールに反応して過酸化脂質という有害物質をつくり、これが細胞膜を傷つけたり、遺伝子に損傷を与えるからだと考えられています。過酸化脂質が細胞を傷つけることを「酸化」(体のサビつき)といいます。
活性酸素との関連が判明している病気・症状をあげると、ガン、心臓病、脳卒中をはじめアレルギー、肝炎、胃潰瘍、自己免疫性疾患、白内障などあらゆる病気とかかわっています。
このため活性酸素は現代人の健康を阻む「最大級の敵」とまでいわれるようになりました。裏を返せば、この活性酸素を防ぐことができれば、それだけ病気から遠ざかれるともいえるわけです。

活性酸素を除去するマカ
活性酸素を消す働きのことを抗酸化作用といい、活性酸素を除去する物質を抗酸化物質といいます。生体内には、SOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ、分子量の大きい酵素)など抗酸化物質が備わっていて、活性酸素を除去しているのですが、活性酸素の量が多くなると、その作用も及びにくくなります。
最近は、大気汚染や紫外線、ストレス、タバコ、添加物食品の過剰摂取など活性酸素を発生させる危険因子があふれています。そこで、抗酸化物質を積極的に摂る必要が生じてくるのです。抗酸化物質としてよく知られているのが、ビタミンC、E、β‐カロチンなどです。マカにも強い抗酸化作用があります。
「人は血管とともに老いる」という言葉があります。過酸化脂質が蓄積した血管は、柔軟性を失ってボロボロになり、血流も阻害され、やがては脳血栓や心筋梗塞などの重大な病気をひきおこします。
最近の研究では、人間はすでに二十代のころから血管の老化(動脈硬化)がはじまるとまでいわれています。四十代にもなると、ほとんどだれでも動脈硬化を心配しなければならなくなります。
マカのすぐれた抗酸化作用は、血管を若く保つ上で大変有効です。血管がいつまでも弾力性を持っていれば、体や脳が老化するのがそれだけ防げるわけです。



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