笹のエキスが効く

ササ多糖類がガン・成人病を撃退!!

川瀬 清 著 1993.07.11 発行
ISBN 4-89295-324-5 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


おいしいササ茶の作り方

笹のエキスが効く

新葉を使う
ササの葉の温水抽出成分は、新葉と旧葉とで大きな差はありません。しかし、コンブのうま味の主体のグルタミン酸は、新葉に旧葉の二倍以上含まれています(9ページ参照)。ですからササ茶にする場合は、新葉がより適しています。
幌加内町の菊地真悟氏は、うまいササ茶の作り方を、つぎのように言っています。菊地氏はお茶の本場・静岡まで出掛けて勉強したほどです。
まず、農薬などに汚染されていない清浄なササを使います。

@採取 七月下旬〜八月上旬(於北海道)の柔かい新葉を枝っきで採取する。
A洗浄 洗剤の使用は不可。流水で充分洗い日陰で二、三日〜一週間、水分が二〇%程度になるまで乾燥させる。
B細断 葉脈を切断する方向(横)に、一m間隔くらいに細断する。包丁よりも(サミを使って何枚かまとめて切るとよい。
Cばい煎 フライパン等で攪拌しながらばい煎する。青緑色が消えて、黄褐色になるまで一〇〜一五分。
D手もみ 手でもんで細かさを均一にする。またはザルに入れて押しもみする。
E保管 できた茶葉は、空気に触れて酸化しないように、アルミ袋か茶筒に入れて保管する。



※図省略

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