ゲルマニウムの有機と無機
明日葉はさまざまな成分を含有していますが、「植物性有機ゲルマニウム」を含んでいることが特徴のひとつです。
後藤博士は「火山の溶岩があるところに生える明日葉には、ゲルマニウムなどの貴重な元素が含まれている」と述べています。
実際、明日葉のふるさと八丈島は「八丈富士」と「三原山」がそびえ、島の湧水はミネラルたっぷりでおいしいものです。ですから、ふつうに売っている腐葉土で明日葉を育てた場合、ゲルマニウムの効果は得られません。
また、工業用などで作られる「無機ゲルマニウム」は、明日葉が含有する自然のゲルマニウムと違って、人体に有害です。水溶性で体に吸収され有効なのは「有機ゲルマニウム」ですから、混同しないように。
血液の酸化を抑制する
この明日葉のゲルマニウムには、血液の浄化作用があります。といっても腎臓のように血液を濾過するのではありません。
血液中の脂質が酸化すると粘リが増して血流は鈍ります。すると血管の壁に付着しやすくなったり、血管を狭めて血栓などが詰まりやすくなります。植物性有機ゲルマニウムは体内に摂取されるとイオン化して電気的な性質で「血液の酸化防止」に働き、血液をネバネバからサラサラに変えてしまうのです。
肌の老化を防ぐ若返りの妙薬とされたビタミンＥにも脂質が酸化することを防ぐ力がありますが、植物性有機ゲルマニウムは数段も優れています。
ただし、植物性有機ゲルマニウムが体内に留まれるのは二十四時間。ということは一日たてば、また補給しなければなりません。
明日葉は庶民の味方
ほかにも植物性有機ゲルマニウムを含む食物として「朝鮮人参」や「さるのこしかけ」が挙げられます。高価ですが肩こりや神経痛、ガンにも効能ありと珍重されてきました。しかし毎日食べるとなると、高価であるがゆえに長続きしないのが実状でしょう。
その点、明日葉はスーパーでも売られている野菜感覚の野草で安い。また、炒めても天ぷら、お浸しと調理しやすく食べやすく、庶民の味方といえましょう。