血管の老化防止に
階段を昇り下りする際に、激しい動悸や息切れを感じるようでしたら、それは心臓に何かトラブルが起こっている証拠です。狭心症、不整脈を疑ってみる必要があるでしょう。
心臓の周りには、環状動脈という重要な血管が取り巻いていますが、これが何らかの要因で血管内に血小板が詰まり、最悪の場合、狭心症や脳梗塞を引き起こす原因になります。激しい動悸や息切れぱ、その前兆ともいえるのです。
こうしたトラブルは、血管の老化に伴って発症するケースが多く、心臓機能が衰えていることを示しています。
心臓機能を活発にするヨモギ
ヨモギは老化防止、とくに低下した心臓機能の回復に大きな効果を発揮します。
有効成分のアデニンやコリン、そして精油分シネオールやアルファーツヨンの働きが、全身の血行を促し、弱っている心臓に適度の刺激を与えて機能を活発化させるのです。
動悸・息切れが気になるときは、艾葉（乾燥させたヨモギの葉）を、お茶がわりに常飲するのが効果的です。
ヨモギ風呂で血行促進
血管の老化防止対策に、ヨモギのお茶とともにお薦めしたいのが、ヨモギのお風呂です。
ヨモギを浴剤として湯に入れると、シネオール、アルフアーツヨンといった成分が溶け出します。これらの成分が全身の肌を剌激し、皮下毛細血管の血流を盛んに促すのです。
ヨモギ風呂は心臓に良いぽかりでなく、うっ血が原因で起こる膝や腰の痛み、にも効果があります。
さらには、毛細血管の先端まで血流を促しますから、みずみずしい若い素肌を保つことにもつながります。