緑のエッセンス クマ笹の底力

細胞を活性化し、ガン・成人病を退ける

山之内 慎一 監修  1996.11.01 発行
ISBN 4-89295-369-5 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


肝臓の機能を高める

緑のエッセンス クマ笹の底力

肝カタラーゼ活性を高める
沈黙の臓器といわれる肝臓は大の働き者です。エネルギーをグリコーゲンとして貯蔵する働きのほかに、体毒を濾過して取り去る機能があります。
偏食や不規則な生活を続けたり、タバコや酒を飲み過ぎたりすると体毒を多く作り出すことになり、肝臓に負担をかけてしまいます。全速力で疾走すれば足がガタつくのと同様に、肝臓もフル回転で働けばなんらかの支障をきたすもの。炎症が起きれば肝炎となり、さらに症状が進めば肝硬変となります。
昔から「クマ笹は肝臓の病気にいい」といわれているように、肝臓に負担をかけっぱなしの方にはクマ笹エキスの服用をおすすめします。
肝臓の解毒作用は肝カタラーゼともいいますが、笹のエキスにはこの肝カタラーゼの活性を高めることが実験で確認されています。同時に、ガンになった動物の肝臓のカタラーゼ活性の低下を防ぐこともわかっています。

コレステロールも肝臓病の原因
食べ物が十二指腸を通るときに胆のうから黄色い一種の消化液が出るのですが、ここに結石ができる病気を胆石症といい、劇痛を伴うことでも知られています。
胆石の原因は主にコレステロール。これまで述べてきたように、コレステロールはササ多糖体の作用によって除去できるのです。
さらに、肝臓の宿敵ともいうべきアルコールの代謝促進にもクマ笹エキスが有効です。飲酒の前にクマ笹エキスを飲んでおくと、悪酔いしないといってはばからない酒豪がいたとか。
余談になりますが、酒のことを「ササ」と女房冐葉で呼びます。これは言葉の始めを繰り返す女房言葉の特徴ですが、中国で酒を「竹葉(笹)」ということからとの説もあります。




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