緑のエッセンス クマ笹の底力

細胞を活性化し、ガン・成人病を退ける

山之内 慎一 監修  1996.11.01 発行
ISBN 4-89295-369-5 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


自然治癒力を向上させる

緑のエッセンス クマ笹の底力

ガン治療には体質改善も必要
ガンが発病する原因には、ウイルス説や遺伝説などいくつかの説があげられていますが、現在もっとも有力とされているのは、何らかのかたちで体内に取り込まれた化学物質の作用によって発病するという説です。
今や添加物が含まれていない食品はないといっても過言ではありません。これら食品によって取り込まれた微量の化学物質および、空気や水に含まれている有害物質などが体内に蓄積し、複合して病原となることが多いといわれます。
ガンの治療には、医薬品や放射線、手術による切除などの”化学療法”と、自然治癒力を高めながらガン細胞の増殖を抑える“自然療法”とがあり、西洋医学に基づく現代医学ではおもに前者を用いています。
しかし、認識しなければならないことは、ガン細胞のできた部分だけが悪いのではなく、ガン患者の体の細胞全般が病んでいるという事実であり、その一番弱い部分に症状が現れただけということです。
したがって、たとえ手術や放射線によってガン細胞の部分を取り除いても、抵抗力が弱まったままでは、転移というかたちで再発することは充分に考えられるのです。つまり体質改善を行なわなければ結局のところ完治したことにはならないのです。

免疫療法でガン退治
風邪やすり傷などは、放っておいても自然に治ってしまうもの。このような生体の回復力、いわば「自然治癒力」は誰にでもそなわっているものであり、おもに外部から侵入した病原菌などを排除する働きをします。
現代医療の場では、医薬品の作用によって病気を抑えることが普通となりましたが、どのような化学療法を用いようとも、基本的には自然治癒力を手助けする程度に他ならないのです。
難病であるガンに対しても同じことが言えますが、この病気の場合、すべてを自らの力に任せてしまうのではなく、自然治癒力を高める何らかの方法をとる必要があります。
それにはいろいろな方法が考えられます。栄養で基礎体力をつけるとか、漢方薬の力を借りるのも体験的に有効でしょう。クマ笹エキスはこれまで見てきたように、ササ多糖体によって細胞を活性化し、免疫機能を増強するので、その有効な一つの手だてになるでしょう。




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