ガン・老化に勝つ松葉の力

活性酸素をやっつける松葉エキス

山之内 慎一 監修 1992.09.06 発行
ISBN 4-938564-96-3 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


歯痛・口内炎にも松葉が効く

ガン・老化に勝つ松葉の力

がんこな炎症も改善
口内炎ができると、なにを食べてもおいしく感じないばかりか、しみて痛いばかり。しかも口の中だけに、不快感この上ないものです。
松葉の持つ炎症を止める働きは、ここでも役立ちます。桧葉の青汁をしばらく口に含み、患部をゆすぐようにしてから吐き出してください。これを1日に何度が繰り返します。
口内炎のできやすいお子さんにはハチミツを加えるなどして、口に含みやすい味にしてやるとよいでしょう。吐き捨てるに忍びない人は、しばらくは囗に含んでから飲み込めば、胃腸も丈夫になりますから一石二鳥です。

松葉を噛んで歯痛を鎮める
江戸時代、甲斐の国(現在の山梨県)の名医・永田徳本が、次のように述べています。
「虫歯には松の緑をよく焼きて、痛むところにつけて妙なり」
虫歯には、松葉を黒焼きにして、痛むところにつけると不思議なほど効果があるという意味です。
しかし、わざわざ黒焼きにしなくても十分効果が得られます。生の松葉を痛む歯に直接当て、噛みつぶすようにするのです。噛むのが痛いのなら、すりつぶしたものをあててもいいでしょう。人によってさまざまですが、だいたい10〜20分で痛みが鎮まります。かなり、即効性が期待できそうです。
そのほかにも、松ヤニを乾燥させ粉にしたものを、痛む歯に詰める方法もあります。しかし、そこまで手間をかけなくても生の葉で十分でしょう。




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