大地の恵み元気果実 ハスカップ

「肝腎」要に働くストレス社会の強い味方

まるも ゆきこ 著 2008.04.08 発行
ISBN 978-4-89295-625-6 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


「シアニジン」のちから

大地の恵み元気果実 ハスカップ

疲れ目は「肝」の衰えのサイン
中医学では、目の疲れは「肝」の衰えに深く関係すると考えられています。
「肝」の衰えは、「心」の働きを弱めて血流を悪くし、視神経や目の機能を支えている筋肉にも好ましくない影響をおよぼすからです。
目のしょぼつきを覚えても、「たかが疲れ目」と軽く考えがちです。しかし、ときにはそれが肝腎かなめの「肝」の衰えを示す重要なサインとして表面に現われている場合もあるので要注意です。

「シアニジン」が効果の主役
目に対するハスカップの効果は、科学的にも説明がつきます。
ハスカップに豊富なアントシアニンは、2章でふれたように目の老化や疲れ目を予防・改善する効果があるといわれているからです。
アントシアニンの中でも、目にダイレクトに働く成分として最も強い抗酸化力を発揮するのが「シアニジン」で、その力は抗酸化剤として知られるビタミンEや食品添加物を上回るとされています。ハスカップには、まさにこのシアニジンが豊富に含まれているのです。
ハスカップ中のアントシアニンの約80%はシアニジンで占められていることが明らかにされています。
ハスカップのアントシアニンが、ブルーベリー以上に注目されている理由はここにあります。
また、アントシアニンをはじめとするハスカップ中の抗酸化物質は、目の組織の老化(酸化)を抑えるうえでも役立ちます。




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