大地の恵み元気果実 ハスカップ

「肝腎」要に働くストレス社会の強い味方

まるも ゆきこ 著 2008.04.08 発行
ISBN 978-4-89295-625-6 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


抗酸化成分の王様

大地の恵み元気果実 ハスカップ

ポリフェノールの一種
ハスカップは、話題の健康成分の宝庫です。
特に注目したいのが、ブルーベリーの有効成分として知られるポリフェノールの一種「アントシアニン」を豊富に含んでいる点です。
アントシアニンは、ハスカップの濃い紫色を生み出している色素成分で、悪玉の「活性酸素」を消し去る作用があります。抗酸化作用と呼ばれるものです。

最強クラスの抗酸化物質
活性酸素というのは、とても不安定な構造をした酸素のことです。これが体内に多量に発生すると、老化や発がんが促されるほか、さまざまな病気の引き金となります。
つまり、活性酸素は万病の元凶であり、病気のおよそ9割に関係しているともいわれています。
そのため、最近は、抗酸化作用をもつさまざまな物質が話題になっていますが、そのなかでもトップクラスの効力をもつ物質として脚光を浴びているのが、アントシアニンなのです。

ブルーベリーと同等の含有量
ハスカップのアントシアニン含量は、ブルーベリーと同等か、それ以上といわれています。
両者の百g中のアントシアニン含量をくらべてみると、日本で栽培されたブルーベリーが200r程度とされているのに対して、ハスカップは224rと報告されているのです(北海道立食品加工研究センター・田中常雄研究室長の論文より)。




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