糖尿・ダイエットにギムネマ

インド2000年の甘味抑制薬草

幡井 勉 著 1994.08.23 発行
ISBN 4-89295-338-5 C2177 文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


糖尿病に特異な症状

糖尿・ダイエットにギムネマ

@尿量が増え、トイレに頻繁に行く
糖尿病になると、尿が多くなります。血糖が高くなり、そのために血液が濃くなり、血液の浸透圧が高くなって、尿が増えるためです。トイレに行く回数も増えて、1日の尿の総量も、健康人の倍以上になります。

Aのどがかわいて水をよく飲む
糖尿病になると、やたらにのどがかわいて、水やお茶を飲みたくなります。頻繁な排尿で水分が失われ、また血液の浸透圧が高いために、血液を薄めようとして細胞の水分が血液の中に流れ込んで、細胞の水が不足するためです。

B全身がだるく、疲れやすい
だるいというのは、足のだるさの場合もあります。だるくて眠い、気合いが入らない、力が入らない(脱力感)、何をしてもすぐにいやになって続かないなどです。 原因は、体が必要なだけのエネルギーをうまくつくれないためです。

Cいくら食べても満腹感を覚えない
食べたばかりなのに、またすぐ食べたくなる。いくら食べても満腹感を覚えないということも糖尿病の人によく見られます。細胞の代謝異常から空腹感が起きるからだと考えられています。異常におなかがすくため、3度の食事が待ち切れず間食をしたり、1日に4度も5度も食事をしたりすることもあります。

D体重が減ってくる
糖尿病では異常におなかがすくので、どうしても食べ過ぎになり、太ってきます。しかし、これは糖尿病の初期の症状で、糖尿病が進行してくると、逆に体重がどんどん減ってきます。インシュリン不足のため、体の中の脂肪やタンパク質がこわれて、やせてくるからです。

E傷が治りにくい、感染症に罹りやすい
糖尿病になると、傷やおできなどがなかなかなおりにくくなります。放っておくと命取りになる場合もあります。原因は、生体の防御機能が低下するためと考えられています。

F目がかすみ、疲れやすくなる
本や新聞の文字が読みづらくなったり、遠くのものや近くのものが見えにくくなります。病状が進行すると、失明することもあります。

G手足がしびれたりする
神経に障害をきたして、手足がしびれたり、感覚がなくなったり、痛みを感じたりすることもあります。




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