食事制限と運動が基本
ダイエットと一口にいっても、様々なやり方がありますが、その基本はなんといっても、食事制限と適度な運動です。
しかし、食事制限とはいっても、無理な減食や偏食は体を壊すもとになるので、避けなければなりません。
健康的にやせるには、脂肪分をとりすぎないように注意しながら、バランスのよい食事をとり、あわせて適度な運動を心がけることです。
でも、こうした脂肪分の少ない、あっさりとした料理は、とかく味気ないものになりがちです。
そこで、スパイスを上手に使って味に変化をもたせると、食事に飽きがこなくなり、ダイエットを続けられるようになります。また、それ自体がダイエット効果をもつスパイスもあります。
スパイスの種類は多い
スパイスの種類は、次のように二つに大別できます。
・スパイシー・スパイス（香辛系香辛料）＝中近東・アジアなどの熱帯・亜熱帯地域に生育する、香りや辛みのある植物の種子や果実、根塊、樹皮、つぼみ、おしべなどを乾燥させたもの（シナモン、ナツメグ、ガーリック、トウガラシ、サフランなど）
・（Ｉブースパイス（香草系香辛料）＝地中海沿岸地方のような温帯・亜熱帯地域に自生する香りのよい草（タイム、ローズマリー、コリアンダーなど）
このように、さまざまなスパイスがありますので、好みに合わせて利用されるとよいでしょう。
スパイスのもつダイエット効果
例えば、トウガラシの辛み成分のカプサイシンには、体内の脂肪を燃焼させる働きがあります。
また、ニンニクには、体内に入った栄養素を完全燃焼させ、エネルギーに変える働きのある、スコルジニンという成分が含まれています。
このように、スパイスにはある程度のダイエット効果をもつものがあるのですが、同時にスパイスは食欲を増進させるので、食べすぎれば逆効果になってしまいます。
このようなことから、スパイスのダイエット効果については、これまであまり注目されませんでした。
ところが、近年になって、ガルシニア・カンボジアというスパイスがたいへんな脚光を浴び始めたのです。