一家に1鉢 アロエはわが家の救急箱

小さなケガから大きな症状まで効く

木下 繁太朗 監修 1992.10.27 発行
ISBN 4-89295-013-0 C2177   文庫サイズ 48ページ 本体 250円(税抜)


血液循環を改善し成人病予防

一家に1鉢 アロエはわが家の救急箱

血圧を安定させる
高血圧は、偏った食事、過労やストレスなどが原因。
アロエに含まれる苦味成分は、血管に適当な刺激を与えて血管を軟らげ、血液の循環をスムーズにしますから、血圧の上昇を防ぎます。またアロエは、低血圧にも効果を発揮します。
人の脈拍は、1分間に約70回、1時間になおすと4200回、I日ではなんと約10万回にもなります。そして休むことなく毎日規則正しく脈打っています。この働き者の心臓に、栄養を送り続けている血管が冠状動脈。いわば、心臓の活躍を支える大切なパイプライン的な存在です。
ところが、ストレスや悪玉コレステロールなどが原因で、この冠状動脈に動脈硬化が起こり血液の流れが悪くなると、心臓は満足に働けなくなります。それが改善されず長期化すれば、心臓や胸、背中、左肩や左手が痛みだします。これが狭心症の発作です。
アロエに含まれるアロインやアロエ・エモジンなどの各種有効成分が働いて動脈硬化を防ぐことにより、結果的に狭心症予防に一役買うことになります。

脳卒中の後遺症に効果
脳卒中は日本人の三大成人病の一つ。ガンが登場するまでは1位を保ち続けたほど多い病気です。脳卒中自体も恐ろしい疾患ですが、それ以上にキいのは後遺症の半身不髄(マヒ)で、これは本人だけの問題にとどまりません。
1年間アロエを食べ続けて、アロエ軟膏(市販されている)でマッサージを続けたところ、だんだんと半身不髄が回復した例があります。もちろんマヒの程度によりますが、これは毎日のリハビリの努力にアロエの力がわずかなりとも役立った例です。

糖尿病を防ぎ、肝機能を高める
すぐにのどが乾いて水を何杯も飲む、あるいは運動してもすぐ疲れるといった症状の人は、糖尿病かもしれません。
糖尿病には、食べ過ぎずに適度な運動をして肥満にならないことが一番大切です。それにアロエを日頃から使用していれば、アロエの苦味成分が新陳代謝を促進しますから、余分な脂肪が燃焼し、肥満になりにくくなります。
“沈黙の臓器”肝臓は、アルコールを分解する大事な器官。また、吸収した栄養分を精製、解毒したり、糖分の貯蔵や、血糖の調整をも司っています。
この働き者の肝臓も、アルコール摂取過多になると中性脂肪がたまり機能が低下します。これは脂肪肝と呼ばれます。
アロエはアルコールの残熱をとり、肝臓の働きを手助けします。アルコールを早く分解して、肝臓を保護してくれるのです。
また、アロエの成分には解毒作用があり、鎮痛作用も併せ持っていますから、二日酔いの回復にも有効です。さらに苦味成分に胃が刺激され食欲も増すので一石二鳥でしょう。
いずれにしても、100%アロエに頼るのではなく、栄養バランスのとれた食事をして、かつ十分な睡眠をとることが大切です。


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